「頑張っているのにうまくいかない…」そんなときに大切なこと

仕事がうまく行かなくなったとき、どうしていますか?
- もっと勉強しよう
- もっと努力しよう
- もっと結果を出さなきゃ
そう思って頑張れば頑張るほど空回りしてしまう。
どれだけ時間をかけて努力しても物事が前に進んでいるきがしない。
そんなことはないでしょうか?
私自身もそういった時期がありました。
新卒からすぐにキャリアアップに道を歩み始めた私は増していくプレッシャーにがむしゃらに頑張る以外他にどうすればいいか分からず、ついには降格という大きな挫折を味わうこととなりました。
ただひたすら本を読んだり、セミナーを受けたり、休日も仕事をして…
それでもうまくいきませんでした。
この記事ではそんな私の過去の経験から見えてきたこと
- 空回りの原因
- どう対処するべきか
をお話していきます。
もしこの記事を読んでいるあなたも「頑張っているのに成果が出ない」と苦しんでいるのであれば。
私の経験を通して気付いたことが、少しでも肩の荷をかるくするヒントになればと思います。
頑張っているのに空回りする理由
「頑張っているのに成果が出ない」
そんな時、まじめで責任感が強い人ほど「もっと頑張らなきゃ」と思ってしまいます。
でもそういうときは「頑張る方向」すらも見失ってしまっているサインかもしれません。
私が過去を振り返って思う空回りの原因に次の3つの理由があります。
- リズムが崩れて冷静な判断ができなくなる
- 客観的な視点を失ってしまう
- 「自分ひとりでなんとかしなきゃ」と思い込んでしまう
いかがでしょうか?
どれか当てはまったものはありましたか?
①リズムが崩れて冷静な判断ができなくなる
仕事が自分のキャパシティを超えてしまうと、追い込まれてゆき段々と休むことすら怖くなってしまうことがあります。
「もっと勉強しなきゃ」「もっとスキルを身に着けなきゃ」と焦るほどに余裕がなくなって冷静な判断ができなくなってしまいます。
そうするとさらに負のスパイラルに繋がってゆきます。
②客観的な視点をなくしてしまう
冷静さが欠如していくと、徐々に視野が狭くなってゆきます。
- 自分の役割はなにか
- 自分にできることはなにか
- 周囲に頼るべきことはなにか
仕事をするうえで大切な状況を俯瞰する視点が失われていってしまいます。
そしてどんどん自分自身を追い詰めてしまいます。
③「自分ひとりでなんとかしなきゃ」と思い込んでしまう
会社というのはその仕組み上、ひとりで達成することができない大きな成果を生み出すために「会社」という組織が作られます。
そんな中で「自分ひとりでなんとかしなきゃ」と責任感と真面目さから何でも背負い込んでしまうと、到底一人では対処しきれない仕事量と向き合うことになってしまい
「頑張っているのに成果が出ない」
「頑張っているのに抜け出せない」
「このままじゃダメだと思うのにどうすればいいかわからない」
そんな堂々巡りの負のスパイラルに陥ってしまいます。
空回りしているときこそ必要なこと
空回りしていると感じたときに何より大事なのは「今の状況を俯瞰する冷静さ」ではないでしょうか
自分の力で変えられること
自分の力では変えられないこと
そのうえで周りに頼り、自分の力で変えていけることに集中する
そんなふうに物事を切り分けられるように「客観性」「冷静さ」が必要なのです。
でも、私自身こういったことを考えられるようになったのは今になってのことです。
頑張りすぎているときほどこういったことを考えられる余裕はないものです。
だからこそ、手遅れにならないうちに同じ苦しみを抱えるあなたに
「もっと頑張らなきゃ」
ではなく
「少し休んでもいいかもしれない」
と伝えたいです。
まずはとことん休むこと
「空回りしてしまっている」
「最近ずっと気が休まらない」
「休みの日にうまく休めない」
そんな風に追い詰められているあなただからこそ「頑張る」のではなく「少したちどまる」のが大切だと思います。
先ほど「客観性」「冷静さ」が必要だと書きましたが、頑張りすぎている人ほど「自分自身の声すら聞こえない」そんな状態になっていないでしょうか?
疲れているのに休むことを後ろめたく感じてしまっていたり、たまの休みに「自分のしたいこと」も分からなくなっていたりしませんか?
休むことは何も悪いことではありません。
本当に疲れ切っているとき、ベッドやソファから1日中動けない。
そんな日もあると思います。
でもそれでいいんです。
動いていいと思うまで1日でも、2日でも、それ以上でもしっかり休んでいいんです。
とにかく睡眠をしっかりとって、簡単でもいいので3食たべて、身体をしっかり休めて
そうしてやっと心の回復につながっていきます。
休むことのゴール
1日中ベッドやソファで動けない日を過ごすと、きっと真面目なひとほど自分のことを責めてしまう人もいるのではないでしょうか?
私もとにかく電池が切れたように動けない1日を過ごした休みの日は身体がどれだけ休んでも気が晴れずモヤモヤしていました。
でも、それでいいんです。
モヤモヤを抱きながらも身体が動かなくて、とことんまで身体を休めていたある時。
ふといつもは食べないか、食べても食パンをチンするだけの朝ご飯を作ってみようという気になりました。
そうすると心のざわつきが収まり、少しだけ気持ちが整ったのを感じました。
そして次第に「片付けたいな」とずっと思っていた部屋の掃除ができるようになったり、溜まっていた洗濯をすることができたり。
それまで「面倒なこと」「邪魔なこと」と思っていた家事を行うことで「自分のケアをしてあげる」そうすればするほど気持ちが落ち着いていくのがわかりました。
そしてそのうち、ふと「そういえばあの映画を観たかったな」と思える日が来ました。
休むって何をすればいいんだと、いつしかそんなことにも悩むようになっていた私も
自分のお世話をしてみる。
そんなことを繰り返すうちに、自分が何をしたいかという声が聞こえるようになっていきました。
大切なのは「○○しなきゃ」ではなく「○○したい」という気持ちです。
- なにか温かい朝ご飯をつくってみる
- 汚れが気になっていた洗面所の鏡を拭いてみる
- 椅子の上に置きっぱなしになっていた服をしまってみる
- 机の上に出しっぱなしにしていたものをしまってみる
- 床の汚れが気になっていた場所に掃除機をかけてみる
自分自身のお世話はこんな小さなことのどれか1つで十分です!
とことん身体を休めたあとは「自分を大切にするために何かしてあげる」ということを試してみませんか?
まとめ
自分の声が聞こえてきたら、仕事の日でも出勤前や帰宅後に自分の時間をとることができるようになります。
こうして日々、心身をしっかり整えていくことで余裕が生まれ仕事への冷静さを生み出すことができます。
「頑張っても空回りしている」
そんな時はまず休みの日にしっかり休めているか振り返ってみてください。
- 休みの日に何をしていいかわからない
- 休みの日も仕事をしている
- 休みの日は一切動けない
そんな人は、まずとにかく身体をとことん休めてみてください。
そして動けるようになったら後回しにしていた身の回りのことをなにか1つやってみる。
そうして自分をケアしていくと自分のやりたいことも見えてきます。
私は「空回り」から完全に立て直す前に挫折を経験してしまいました。
ただこの経験があったからこそ「少し立ち止まってみる」ことの大切さに気づくことができました。
もし今、同じように堂々巡りのような苦しさを抱えている人がいたら、少しだけでもいいので自分自身の頑張りを認めて、すこし休ませてあげてみてください。
それでは、また。