我が家がモンテッソーリ教育の考え方を取り入れた理由

こんにちは2025年4月に出産予定プレママのritと申します!
我が家は夫婦2人で子育て方針を話し合った結果、「子どもの主体性」を育てるため幼児期の教育にモンテッソーリ教育の考え方を取り入れようと決めました。
- モンテッソーリ教育に興味がある人
- 子どもの教育方針に悩んでる人
- 家庭でできる教育法がないか探している人
私自身、モンテッソーリ教育について知ったのは子どもの育児方法について調べ始めてからですが、同じくこんな風に悩んでいる方のヒントになるように「我が家がモンテッソーリ教育を取り入れることを決めた理由」についてお話していきます!
1.子どもの教育方針「主体性を育てる」
夫婦の過去の後悔
夫婦で「子どもの将来」について話したときに、それぞれが感じていた過去への後悔の話がでてきました。
- 私 「流されるままに部活や塾を決めてしまったこと」
もっと楽しんだり、目標を持って取り組んでいれば「人生により彩りがあったのに…」と後悔しています。 - 夫「あまり進学や勉強にしっかり考えてこなかったこと」
地方出身で進学が当たり前ではなく、もっと選択肢があれば違う道もあったかもしれないと後悔しているそうです。
皆さんは、自分の子ども時代を振り返って『もっとこうすればよかった』と思うことはありますか?
どうすれば、子どもが後悔しない選択をできるのか?
話し合いで出てきた私たち夫婦2人の後悔には「自分で主体的に選ばなかったこと」という点が共通していました。
そのため、どうすれば子どもが将来過去を振り返ったときに全くゼロではなくとも後悔が少なく納得できるものにできるのか考えたときに「主体性」というキーワードが出てきました。
自分の意志・判断で行動しようとする態度
こうして「主体性を育てること」が我が家の教育方針になった
VUCA(ブーカ)と呼ばれるこの変化の激しい時代、やはり「自分で判断し、決断し、行動する力」 を育てることが重要だと考えた我が家では
「子どもの主体性を育てる」
と同時に
「子どもの学びへの積極性を育てる」
この2つが我が家の教育方針となりました。
「子どもの選択肢を少しでも多く確保する」と考えた時、勉強や学びもとても大切です。
そのため「子どもの学びへの積極性を育てる」ということも主体性とともに教育方針となりました。
ただ主体性を尊重する以上、親である私達が「○○しなさい」と強制することはできません。
子ども自ら「やりたい」と思えることが重要です。
ただどうすればそんなふうに子どもを育てることができるのか…
そんなときに出会ったのが、モンテッソーリ教育でした。
2. モンテッソーリ教育って?
モンテッソーリという女性医師に生み出された教育法
モンテッソーリ教育とはマリア・モンテッソーリというイタリアの女性医師が子どもたちの観察を通して体系化された教育法です。
この教育方法のゴールは「責任感と他人への思いやりを持った自立した人間、生涯を通じ学び続ける姿勢をもった人間を育てる」というものです。
早期教育や英才教育とは異なり、子どもに知識を詰め込むのではなく子どもの「学びたい」という気持ちを引き出し育てるためのものとなっています。
例えば…
- 「親が教える」のではなく、子どもが「自分で学べる環境を整える」
- 「子どものしたい!」が生まれたときに、それができる環境を用意する
といったものです。
まさしく「子どもが自ら学ぶ姿勢を大切にする教育法」だといえます。
モンテッソーリ教育の基本的な考え方
モンテッソーリ教育によると子どもには生まれ持った「学びたい」という欲求があると言われています。
そのため、親や先生が「これをやりなさい」と強制するのではなく、子どもが自然に学べる環境を整えることが重視されています。
モンテッソーリ教育の具体的な特徴
いたずらではなく「発達のための行動」と捉える
モンテッソーリ教育では、大人から見ると「いたずら」に見える行動も、子どもが成長するために必要な行動 だと考えます。
例えば
- ティッシュを何枚も取り出す → 手先の感覚を育てている
- 食器を落とし続ける → 物をつかむ力や運動機能を発達させている
このように一見いたずらに見える行動も、子どもにとっては手先の感覚を育てたり運動機能を育てるために行っている大事な行動だというのです。
なので思う存分その特定の行動ができるように代替となる教具を用意してあげることがモンテッソーリ教育の1つの特徴となっています。
子どもが学びやすい環境を整える
モンテッソーリ教育では、「自分でするのを手伝って」というワードがよく出てきます 。
子どもが自分で着替えたい、水を汲みたいといった欲求を持ったときに子ども自身の手で行えるよう家庭環境を 「子どもが自分でやりやすい形」に整える ことが大切だと言われています。
例えば
- 子どもが自分で手を洗えるように踏み台を用意する
- 自分で水が入れられるように手に取りやすい高さにピッチャーとコップを用意する
- 自分で服が選んで着替えられるように低い位置に収納する
こうすることで、子どもは 「自分でできた」という達成感も味わえるため自己肯定感も育っていきます。
子どもは対等な家族の一員だという考え方
モンテッソーリ教育では子どもも一人の人間として尊重することが大切にされています。
そのため
- 料理を一緒に出来るように簡単な作業を任せる
- 掃除を一緒にできるように子供サイズの掃除用具を用意する
- 食事の準備を手伝えるように、子ども用のカトラリーを用意する
こうした環境を用意することで「学びたい」という欲求を自然に持っている子どもたちは大人の真似をしてたくさんのことを学び吸収していきます。
また反対に子どもにとってまだ危険なもの(刃物や洗剤など)は手の届かず・見えない場所にしまい、子どもの動きを制限しなくていいように環境を整備します。
3.我が家はなぜモンテッソーリ教育の考え方を選んだのか
ここまで見てきていただいたようにモンテッソーリ教育の「子どもの学びたいという気持ち」を大切にし、強制するのではなく環境を整えることで主体性を育むという考え方。
これなら、私たち夫婦の
「子どもの主体性を育てる」
「子どもの学びへの積極性を育てる」
という教育方針にまさにぴったりではと強く感じました。
また家庭内で実践できる内容も豊富にあることが魅力的に感じました。
とはいえモンテッソーリ教育について書籍などで勉強は進めていくものの、完璧なモンテッソーリ教育者になることは難しいため、あくまでこの考え方のエッセンスをなるべく家庭内でも再現できればという風に考えています。
あくまで「子どもの主体性が育つ」「学びへの積極性が育つ」この2つが実現できるようにガチガチにならず進めて行ければと思います。
私と同じプレママさんの中で「子どもをどんな風に育てていけばいいのか…」そんな風に不安を抱えている方がいれば、我が家の教育方針の決め方や、教育方法の取り入れ方が少しでもヒントになれば嬉しいです!
「またモンテッソーリ教育についてもっと知りたい」
「おうちでモンテッソーリ教育を取り入れるにはどうすればいいんだろう」
という方にはこちらの書籍がおすすめです。
おうちでできるモンテッソーリ教育の実例から、子どもへの接し方まで詳しく書かれていてとても参考になりました。
今後も子どものための環境づくりや実際に取り入れた教具など、実際の様子を記事にして投稿していきたいと思います。
それでは、また。